昨日、「住居の受入書類にかかれているサインと、その書類を書いた女性の身分証明書のサインが違う」と指摘されたため、早速ぼくはPIZZA HOSTELのMarilisaに連絡を入れ、サインを書き直してもらった書類を手に入れ、同日中に大使館へそれを再提出したのだった。
そんなわけで、今度こそ大丈夫だろうという気持ちで僕は大使館に確認の電話を入れて、お送りした書類でよろしいですか、と聞いたのだった。
「もしもしRomoloさん?いま頂いた書類拝見したんですけど、これだけ?徹底的にやる気がないんですかね?ちょっといま上司に確認してみますからお待ち下さい」
もともと5枚綴りの書類のうち、「サインが違う」と指摘されたので、サインが記載されている最終ページのみ修正して、そのページだけをPDFで送信したことがどうやら逆鱗に触れたらしい。
「Romoloさん?やっぱりねぇ、上司にも『ちゃんとやってくれ!!』って言われちゃったんですよ。だってこれ、サイン読めないでしょ?ただでさえいい加減なサインなのに、その上からホステルのハンコを被せて押しちゃってるから読めないんですよ。昨日あれだけ言ったんだからちゃんとしてもらわないと。これじゃ身分証明書と受入書類のサインが一致しているかわからないですよ」。なんで俺が怒られているんだ。
「あとね、受入書類の最初のページに、受入担当者の名前と役職書くところもあるでしょ?これもね、書いてないんですよ。PIZZA HOSTELとは書いてあるけどね、それだけだと結局、このMarilisaさんのIDを添付されてもね、全く客観的に繋がりがわからないんですよね。だからそこにちゃんとMarilisaさんの名前と役職も書いてください。あれだけ言ったんだから」。昨日の時点ではそんなこと一切指摘されなかったんだけどな。
「だから名前と役職を書くこと、あとサインとハンコは別々にすること。それからサインの下にブロック体でMarilisaさんの名前書いてもらっといてください。いやね、Romoloさんも不幸だと思いますよ。別にRomoloさんが悪いわけじゃないから。ただこうまでやる気を感じられないとね、ちゃんとやってもらわないと、こっちも手続きできないんですよ」
「あとね、この調子だとビザの発行は16日とかになりそうですから、老婆心ながら、13日に出発されるとかおっしゃってましたよね、それは難しいということをお伝えしておきます」
半ばとばっちりで怒られた挙げ句、同情され、最後に絶望の淵に叩き落された。すごく疲れた。