TwitterやFacebookで新聞記事を共有してくれる人たちがいる。気になってリンク先の記事へ飛んでみると、しばしば大変興味深く、考えさせられる記事だったりする。
ところが先へ読み進めると、
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残念なことに有料会員限定記事なのだ。続きは読みたいが有料会員ではないので読めない。結局いつも興味と会費を天秤にかけて諦めてしまう。宙ぶらりんのまま記事を終える。
ところでイタリアの生み出したイタロ・カルヴィーノという偉大な作家がいる。彼の作品の一つに『冬の夜ひとりの旅人が』という有名な小説がある。
物語は、カルヴィーノの『冬の夜ひとりの旅人が』という小説を「あなた」が読み始めようとするところから始まる。「あなた」が読み進めていくと、あるところで乱丁・落丁のため読み進めることができなくなり、「あなた」は本を交換してもらう。
ところが交換してもらった本は、違う物語が書かれている。ともかく読んでみるが、この物語も途中で終わってしまう。そうして「あなた」は様々な理由で読み進められない、宙ぶらりんのまま終わる物語を追いかける。
カルヴィーノの織り成す、…
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