ナポリを見たら死ぬ

南イタリア、ナポリ東洋大学の留学記。なお実際にはナポリを見ても死ぬことはありません。

「チャオ、同じ授業を受けてる学生なんだけど、ノート見せてくれない?」

などというメッセージが送られてきた。たしかに、相手は僕のクラスメイトで、クラスの全体グループにも参加している。なんでも、「昨日までインターネットに繋がらなくて授業に参加できなかった」ので、ノートを見せてほしいというのである。秋学期が始まって3週間、お前のこと他の授業で見た覚えあるけどな。まあ、何かしら事情があったんだろう。遊んでいたのか仕事をしていたのか、単にやる気がなかったのか知らないが、ノートは減るものでもないので見せることは一向に構わない。しかし残念なことに、僕のノートは日本語だらけである。日本語知識ゼロのイタリア人学生には理解不能であろう。ということで、クラスメイトには諦めていただく。

ところで、世の留学生はどうやってノートを取っているのだろう。僕はイタリア語で授業を受けながら、イタリア語と日本語混じりのノートを書いているのだが。優秀な人は第二言語だけでノートを書ききったりするんだろうか。というかそうしたほうが言語習得的にはいいのかな。